その他の文献記載

【液】


① 『中医大辞典』
 人体体液の組成部分。水穀より化生し、その薄く澄んだものが津、濁って濃いものが液である。液は三焦により散布され、関節・脳髄や目・耳・鼻・口等の穴を濡養する。《霊枢・決気》:“谷入気満、(三隋)?沢注于骨、骨属曲伸、泄沢補益脳髄、皮膚潤沢、是謂液。"

② 『中医日漢双解辞典』
 津液(しんえきに同じ)

③ 『中医基本用語辞典』 -

④ 『新世紀全国高等中医薬院校規劃教材 中医基礎理論』
 「液」は、質が粘稠で、流動性が低く、骨節や臓腑・脳・髓などに灌注し、濡養作用を起こすものを呼ぶ。津液を清濁で分ければ濁になり、陰に属する。

⑤ 『普通高等教育中医薬類規劃教材 中医基礎理論』
 性質が濃く、流動性は比較的小さく、骨関節・臓腑・脳・髄等に注ぎ込み潤養作用を果たすもの。

⑥ 『全国高等中医薬院校外国進修生教材 中医基礎理論』
 性質が濃く、流動性は比較的小さく、骨関節・臓腑・脳・髄等に注ぎ込み潤養作用を果たすもの。

⑦ 『東洋医学概論(東洋療法学校協会編)』 
 陰性の水分をいい、粘りけがあり、体内をゆっくりと流れるもので、骨や髄を潤す。体表部では目、鼻、口などの粘膜や皮膚に潤いを与える。


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