【 補気生精 】( ほきせいせい )
 治法の一つ。
 気を補うことで、精を生じさせる方法。

《 引用文献 》
@益気のこと。
益気:補気のことであり、各種の気虚証を治療する方法である。肺は気を主るが、気は中焦にある脾胃の水穀の精微を基礎物質としており、肺の宣発作用により、全身に輸布される。そのため気虚は、肺と脾の両臓に起因することが多い。益気とは肺と脾の気を補益することを指す。(中医基本用語辞典)
A補気:補法の一つ。益気ともいい、気虚の証を治療する方法。五臓六腑の気は中焦脾胃の水穀の精気に発し、上焦の肺の主気作用を受けて全身に輸布されるので気虚は肺・脾二臓と関係が深い。気虚の主な症状としては倦怠無力・声弱く懶語・呼吸少気・面目青白・自汗悪風・大便滑泄・脈弱あるいは虚大がある。治療は中気を補して運化作用を高めるときは四君子湯、中気を補して下陥を昇提するときは補中益気湯、衛気を補して固摂斂汗す玉屏風散などを用いる。(中医日漢双解辞典)