【 固摂(作用) 】( こせつ )
 気による体内の液体物質を統轄し不要な流出を防ぐ作用。  [詳細参照]


@ 『中医大辞典』
 収斂法のこと。精気耗散・滑脱不収に用いる治法。例えば、自汗・盗汗には斂汗固表法;久咳虚喘には斂肺止咳法;長期の下痢には渋腸止瀉法;精関不固には固腎渋精法;崩中漏下には固崩止漏法等である。

A 『中医日漢双解辞典』 −

B 『中医基本用語辞典』 −

C 『新世紀全国高等中医薬院校規劃教材 中医基礎理論』
 固摂作用とは体内の血、津液、精などの液体物質の固摂と制御作用 

D 『普通高等教育中医薬類規劃教材 中医基礎理論』
 気が体内の液体物質に対し固護統轄と制御し、不要な流出を防ぐ作用。

E 『全国高等中医薬院校外国進修生教材 中医基礎理論』
 血・津液等物質の流失を防ぐ(働き)。

F 『東洋医学概論(教科書)』 
 血・津液・精などつなぎ留める働きで、血が脉外に漏れ出るのを防いだりする。営気、衛気、脾気、腎気との関係が深い。