【 後天の精 】( こうてんのせい )
 水穀より得られる精。水穀の精のこと。  [詳細参照]


@ 『中医大辞典』
 水穀の精のこと。詳細は該当項。 〈水穀の精〉飲食物が消化吸収を経て化生した栄養精華であり、人体の生長発育、生命活動を維持する物質基礎である。飲食した水穀に由来し、後天に授かるものなので後天の精とも呼ばれる。

A 『中医日漢双解辞典』
 水穀の精のこと。飲食物が化生したもので、生命活動の維持と身体の成長発育を促進する基本物質である。

B 『中医基本用語辞典』 −

C 『新世紀全国高等中医薬院校規劃教材 中医基礎理論』
 後天の精は水穀を来源とし「水穀の精」とも呼ばれる。

D 『普通高等教育中医薬類規劃教材 中医基礎理論』
 後天の精気:人体を構成し人体生命活動を維持する気の根源であり、飲食物中の栄養物質と自然界に存在する清気が含まれる。これらの精気は人の出生以後、後天的に獲得するものであり、後天の精気と呼ばれる。

E 『全国高等中医薬院校外国進修生教材 中医基礎理論』 −(参照:精)

F 『東洋医学概論(教科書)』 
 @.後天の精とは飲食物より得られる精をいい、脾胃(中焦)で造られる。 
 A.後天の精は、人体で活動する、営気、衛気、宗気、津液、血の素となる。 B.後天の精は先天の精を補給し、生命活動を支える基盤として働く。